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つい最近職場で飲み会があったのですが、なぜか話題が「新宿2丁目」の話でした。
ボクはあまりちゃんと聞いてなくて、(2つのグループで話題が違うこともありまして)いきなり唐突に
「新宿2丁目行ったことある?」って聞かれました。
「うん。あるある。」といったのだけど、多分話題になっていたこととは違った意味で行ったことがあるというニュアンスは、相手には伝わってないように思います(笑)。
なんか、うちの職場では「新宿2丁目」の話題が多いような気がします。
たまに、わざとそんな会話を誰かがふってる?なんて思うのだけど、どうやら
「オネエ系の人は、人生いろいろあって、話術に長けているとかなんだかとか」みたいです。
「人を惹きつける力がすごい」なんてことも言っていたかな。
でも、そんな会話をしている人の顔を見ると、「本当、2丁目行ってるのかな。」なんて思ったりもするんですが。
現実、そんな簡単じゃないし。って思う訳。
なんとなく、会話の端々に、セクシュアルマイノリティーを馬鹿にする、下に見ると、みんな「そうだ。そうだ。」ってなって
会話が盛り上がって、という風になる傾向があるようです。
最近、すごく尊敬する上司が「うちの息子が男子校で、授業参観に行ったら、気持ち悪かった。」って言ってるのを聞いて、
すごく残念に思ったのがあります。
そう思ったとしても、それをわざわざ口に出す必要ないでしょ。とボクは思ったんですよね。
そうやって、一部の人たちに対して、かわいそうだって言ったり、自分と違うから気持ち悪いとか、そんなん思うのは自由だけど、あえてそれを公言する?口に出すのはいい年した「大人」の振る舞いとしてどうなのか?って思うんです。
しかも、プライベートな集まりとはいえ、職場の飲み会ですからねぇ。
そんな会話が多いものだから、最近じゃ傷つくことも馬鹿らしいと思って、「世界の狭い人たちだな」くらいに思って、聞いてます。所詮、酒の入った席だし、発言に責任をとるなんて微塵も感じてないだろうし、明日になれば忘れているだろうし。
ぐみちゃんとたまにこんな話をすると、「でも、それが結構社会のみんなの考えみたいだよ。」という風に言います。
結局、自分たちの周りにセクシャルマイノリティーの人たちがいるなんて考えてないんですよね。
ボクも、ボーイッシュな女性であって、いつかは結婚すると思われているし。
テレビや想像の世界であって、リアルにはいないでしょ。って思ってる。
でも、ボクも自分がそうでなかったら、気付かないだろうなってふしはあります。
以前、2丁目のお店に行ってみてびっくりしたのは、普通にすれ違ってもわからないだろうな、90%は。って感じだったから。
しかも、カップルでいたら雰囲気でわかるかもしれないけど、一人でいたらほとんど無理だろうな。っていうね。
だからこそ、想像力が必要だと思うのです。
馬鹿にした発言が出たら、いつか言い返すチャンスをうかがってます(笑)。
