puzzle.2自分は、自分のままで。
難しいことは、シンプルに。

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踏み出す、その先へ。 21:34
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    カミングアウトレターズという本を手にとったのはいつのことだろう。
    ボクはどんな気持ちでこの本を手にとったのだろう。

    ボクにはこんなことが起こらないと諦めた羨ましさだろうか。
    それとも、いつかこんな時がくると思った時のために読もうとしたのだろうか。
    もうあまりにも昔過ぎて思い出せない。

    でも一つだけ思いだせること。
    本の話は、ボクにとって遠い話である。ということ。
    どことなく、関係ないこと。
    起こるとすれば、遠い遠いはるか遠い未来のことと思っていた。

    ひょんなことから、パートナーがお母さんにカミングアウトをした。
    お互いにいっぱいいっぱいだった時期。
    久々に、朝から大ゲンカ。
    パートナーは自分の部屋にこもり、誰かと話をしていた。
    その相手は、遠くに住むお母さん。
    ボクはいつもの世間話の延長くらいに思っていた。
    朝の忙しい時間。
    でも、なんだか胸騒ぎがした。
    そう、カミングアウトをしたのだ。
    予想外のカミングアウト。
    ビックリしたボク。
    「自分たちの関係をいつ言ってくれるの。」なんて急かしていたくせに、いざそうなれば落ち着かないボク。
    そこからが、話の始まり。

    シルバーウィークに、パートナーと地元へ帰ることになった。
    場所は、「広島」。
    「帰ろう。」と言っても帰れる場所ではない遠い街。
    一歩踏み出したい。そう思って、広島に行ってきた。

    パートナーのお父さん、お母さん、お姉さん、旦那さん、姪っ子、甥っ子。
    パートナーに関係している人たちに、全員会えた。
    会うことができたという喜びがまず一番。
    それも、育った「広島」という街で。

    3日目の夜。
    ボク、パートナー、お父さん、お母さんと話をした。
    2人のこと
    将来のこと
    改めて面と向かうと、すごく緊張をした。
    でも、パートナーの両親は、冷静に、話を聞いてくれた。受け止めてくれた。
    正直な話もしてくれた。
    お父さんからは「結婚してくれたら安心はする。子供もいてくれたらなおいいと思う。」と言われた。
    「でも、もう子供じゃないから、どうしろ、こうしろ。とは言えない。」
    「2人が決めたことならと思う。」とも言ってくれた。
    お母さんから、「よろしくお願いします。」と最後に言ってもらえた時は、なんだろう。
    言葉に言い表せない気持ちになった。
    ボクにも、こんな時がきたのか。
    そう思った。

    お姉さんも、ごく自然に接してくれた。
    最初は、とてもぎこちなかったけど、最後は普通に話せるようになった。
    姪っ子とも、お風呂に入った。
    お買いものごっこもして、少し仲良くなれた。かな。

    少し、家族みたいなことができた。

    何を目指して、生きてきたのかはよく分からない。
    「普通」に憧れて、「普通」になりたい。と思ってきたように思う。
    でも、うまくいかなくて、「もう、いいや。」と思った時もあった。
    自暴自棄とまではいかなくても、諦めた時期もあったと思う。

    存在を知ってもらうというのは、とても難しいことだ。
    拒絶される恐れもある。
    傷つきたくないといって自分を守ろうとする面もある。

    それに、向き合う強さ。
    乗り越えられる2人の絆。
    周囲のサポート。

    様々な支えがあって、今ここに自分がいると思っている。
    幸せになるための一歩は踏み出せた。
    今後は、2人がそれをどう築いていくかだと思っている。
    2人ではない。今後も、いろいろな人に支えてもらって、感謝して、生きていこうと思う。

    最後に、ぐみちゃんへ。
    あなたの家族に会って、あなたを選んでホントに良かったと感じました。
    ぐみちゃんもとても魅力的だけど、周りにいる人も本当にいい人たちだと感じました。
    あなたと歩いた「広島」はとても素敵な街でした。
    また、一緒に行けたらいいなと思います。

     
    | - | comments(0) | - | posted by たけお
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